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池袋エリアを中心に「東京芸術祭」開催へ プレイベントも

デザイナー村上雅士さんがアートディレクターを担当した「東京芸術祭2017」のロゴマーク

デザイナー村上雅士さんがアートディレクターを担当した「東京芸術祭2017」のロゴマーク

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 豊島区池袋エリアを中心に9月22日~12月4日、都市型総合芸術祭「東京芸術祭2017」が開催される。

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 東京の芸術文化を通して世界とつながることを目指す同イベント。東京の芸術文化の魅力を分かりやすく見せると同時に東京における芸術文化の創造力を高めることを目指し、中長期的には社会課題の解決や人づくり、都市づくり、グローバル化への対応を視野に入れて取り組んでいる。

 同芸術祭は、国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー17」「芸劇オータムセレクション」、「としま国際アート・カルチャー都市発信プログラム」「アジア舞台芸術人材育成部門」から構成。9月16日16時~20時30分には、開幕に先駆けて南池袋公園で「東京芸術祭2017 プレイベント」も開催する。

 「フェスティバル/トーキョー17」のオープニング・プログラムではタイ人振り付け家・ダンサーのピチェ・クランチェンさんによる野外ダンス公演を実施。台湾の劇場との共同製作による柴幸男さんによる新作や、「まちなかパフォーマンスシリーズ」、アジア各国の現在をアートの側面から切り取る「アジアシリーズ」の4回目となる中国特集「チャイナ・ニューパワー -中国ミレニアル世代-」などを展開。

 「芸劇オータムセレクション」は東京芸術劇場の主催事業。野田秀樹さんが演出・出演する「表にでろいっ!」の英語バージョンや、ルーマニア人演出家のシルヴィウ・プルカレーテさんによるシェイクスピア作で佐々木蔵之介さんが主演する「リチャード三世」、オランダ人演出家イヴォ・ヴァン・ホーヴェさんによる「オセロー」、井手茂太さんが率いるダンスカンパニー「イデビアン・クルー」の新作を上演。

 「としま国際アート・カルチャー都市発信プログラム」では、「池袋演劇祭」や「田楽」をベースに、狂言師・野村万蔵さんが演出する街を舞台に繰り広げる野外パフォーマンス「大田楽 いけぶくろ絵巻」などを展開。あうるすぽっとでは、フィンランドからの招聘(しょうへい)ダンス公演「Double Exposure」と、寺山修司さんと山田太一さんの書簡集「寺山修司からの手紙」を広田淳一さんが構成・演出する朗読劇「季節が僕たちを連れ去ったあとに」が上演される。

 「アジア舞台芸術人材育成部門」では、プロデューサーが設定するテーマの下、3人の演出家を中心としたグループがそれぞれ小作品を制作し発表する国際共同制作ワークショップや、ワークショップの成果を振り返り広く共有する「ラップアップ」などを展開。

 「東京芸術祭2017 プレイベント」では、快快-faifaiによる通訳を介してゴリラ役の俳優が語り出すパフォーマンス「GORILLA 's Speech」(16時~、17時30分~)や、スイッチ総研による小演劇「東京芸術祭スイッチ2017」(16時45分~)を実施。18時からはアーティスト・トークも行う。

 ロゴマークデザインはアートディレクター村上雅士さんが担当。2018年から2020年までの総合ディレクターには演出家の宮城聰さんが就任することが決定している。

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