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立教大野球部、六大学秋季リーグで僅差の3位に-MVPに法大戦完封の澤田圭投手

六大学野球秋季リーグでMVPを獲得した澤田圭投手

六大学野球秋季リーグでMVPを獲得した澤田圭投手

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 東京六大学野球秋季リーグが11月4日、全日程を終了した。立教大学(豊島区西池袋3-34-1)野球部は、1999年秋季リーグ以来、15年ぶりの優勝を目指し上位争いを繰り広げたものの、最終結果は3位。一方、同大に所属する澤田圭佑投手が9月20日の完封勝利(対法政大)、10月25日の完投勝利(対明治大)が評価され、MVPとなった。

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 同野球部は1909(明治42)年、大学より部として正式に認可され、発足した。以来、戦前は景浦將投手・外野手(大阪タイガース~阪神軍)、戦後は杉浦忠投手(南海・福岡ダイエー元監督)、長嶋茂雄内野手(巨人軍終身名誉監督)を輩出。最近では、同大卒業後、マイナーリーグからキャリアを積みクリーブランド・インディアンズでメジャー登板した多田野数人投手や、在学中、六大学リーグで完全試合を達成した上重聡投手(現日本テレビアナウンサー)などのOBが存在する。

 今季は、開幕から6連勝を達成し、早稲田大第1戦まで7連勝。周囲からは15年ぶりの優勝が期待されたが、同野球部の青木拓磨主務は「優勝がかかっているからといっても『いつもどおりやろう』と部長、監督より言われていたし、部員間でも同じように話していた。その点はできていたのではないか」と、チーム内では平常心の維持に努めていたことを明かす。しかし、早稲田大には第2~3戦に連敗し勝ち点を奪われ、続く明治大戦は1勝1分け2敗に。最終的な勝率は6割6分7厘、優勝の明治大とは勝ち点差1という、僅差での3位となった。

 10月12日の東京大戦でホームランを放った我如古盛次主将は、来春の卒業を控え「春季リーグでは自分たちの野球ができなかったので、『和』というスローガンに基づき、1つ1つの課題を乗り越えていった。後輩たちには、この1年間の積み重ねと自分たちのカラーを出すことで、良いチームをつくってほしい」とコメント。MVPを獲得した澤田圭佑投手は「投手は野手に助けられてこそ、勝利という結果を得られる。(ファン投票によって決まる)MVPは、ファンの皆さまが評価してくれているということなので、うれしいし、今後も頑張りたい」とチームメイト、ファンへの感謝を表した。

 リーグ優勝校はパレードを行うのが恒例で、同野球部が優勝した場合は、池袋駅から同大本部、志木駅から野球部のグラウンドが設けられている同大新座キャンパスで実施する予定。秋季リーグ閉幕直後に行われた新人戦で同野球部は準優勝しており、来年の春季リーグへ向け、これから準備の季節となる。

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