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要町のカフェバーが5周年-5年間でチーズケーキ130種類超提供

5周年で贈られた観葉植物も置く

5周年で贈られた観葉植物も置く

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 要町のカフェバー「Tidepool coffee(タイドプール コーヒー)」(豊島区池袋1、TEL 03-5954-0556)が7月、5周年を迎えた。

店内カウンターと店主

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 コンクリート打ちっぱなしの店内に1960~80年代の家具を並べる同店には、年配者から子ども連れまで訪れる。「潮だまり」を意味する店名について、店主の藤井雅彦さんは「潮が引いた時にだけできる閉鎖的な空間。そこに捕まった生き物たちというニュアンス」と話す。常連客の職業もサラリーマン、教員、漫画家、舞台作家、指揮者などさまざま。

 オープン時はコーヒーとケーキだけだったメニューは、常連客の声に応えながら食事やアルコールも加わっていった。チーズケーキ(500円)は週2回ほど内容を変え、これまでに130~140種類を提供。夏に「パイナップルとココナツ」や「クリームソーダ」の味、冬の「ほうじ茶」味など。

 料理はサンドイッチ(580円~)やリゾット(650円)などの食事に加え、「ムール貝とアンチョビのワイン蒸し」「豚肉とひよこ豆のニョッキ」(以上650円)などのバー・メニューも。アルコールはほとんどがスコッチで約90種類をそろえている。

 食べ物よりも「この空間で何かをすること」が同店の「おすすめ」。会社で終わらなかった仕事をする人、勉強する学生も多いという。「仲良くなってしまうと、僕が話しかけるので全然はかどらない」と藤井さん。集中したい場合には「奥の席が仲良くなりにくい」という。

 5周年を迎えた今月4日には、普段より多くの客が来店。花束や観葉植物、ビールやウイスキー、コメ、「うまい棒」300本などが贈られたが、祝いの言葉は「特になかった」という。「次はもらえるように頑張る」と藤井さん。今後について、「今までと同じように老若男女が集まるカフェでいたい」とも。

 カフェの営業時間は、平日=9時~23時(金曜は24時まで)、土曜・日曜=11時~24時。休みはフェイスブックなどで知らせる。

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