タイムズ24(千代田区)が運営する複合型駐車場施設「タイムズステーション池袋」(豊島区東池袋4)に6月25日、法人企業を対象にした駐車テクニック・利用マナー講習を行う講習会場が開設される。
スムーズな駐車を行うための教官によるテクニックレクチャー、駐車場におけるマナーの説明を行うことで、営業活動などで車を使う企業が抱えるリスク軽減を目的に行う同講座。社有車を持つ企業が抱えるリスクには、「事故による車の修理代」や「保険料上昇」などのコスト増、会社名が記載された車でのマナーの悪い行動による企業イメージの毀損(きそん)があるという。
同社は2013年8月から、個人を対象にした駐車レッスン「タイムズレッスン」を行っており、その中で営業活動で車を使う企業にも駐車レッスンの実施ニーズを感じたという。「学生時代に免許を所得し、そのまま運転をせず社会人になった新入社員などに対して、運転技術についての不安を感じる企業の声も多い」と同社の渡邉さん。
レッスンは時間貸し駐車場を運営する中で収集した情報を基に行い、安全運転研修を行う「事故なき社会」(品川区)が協力。車は2台準備し、1台につき教官2人が車内と車外からアドバイスをする。プロジェクターとカメラを使い、自分の駐車の様子を動画で確認できるようにもするという。
「駐車場企業としての、『快適な車社会の実現』に向けての取り組みとして行う」と渡邉さん。法人向けでレッスンが埋まらなかった時は、個人向けにも募集を検討しているという。
講習の対象は駐車料金決済カード「タイムズビジネスカード」、レンタカーサービス「タイムズカーレンタル」、カーシェアリングサービス「タイムズカープラス」などを利用している法人。
毎週水曜開催(事前予約制)。受講無料。