東池袋に5月、カフェ「KAKULULU（カクルル）」（豊島区東池袋4、TEL 03-6907-0652）がオープンした。4階建てで築45年ほどの建物をリノベーションし、1～2階をカフェとして開いた。

店内風景

　Y字路に建つ三角の建物。店内の壁は天然塗料で白く塗り、外の緑が見えるようにスリット窓を開けた。内装に色みの異なる古材を組み合わせ、天井からは真鍮（しんちゅう）製の照明もつるす。店舗面積は2フロアで約65平方メートル、席数は20席。

　カフェメニューは深煎り・カフェインレスなどの「ドリップコーヒー」（500円）、「水出しアイスコーヒー」（600円）、週替わりのケーキなど。ランチセットは3種類で、ブラジル風シチュー「ムケッカ」、日替わり「2種のキッシュプレート」（以上1,080円）、「今週のどんぶり」（950円）を用意する。

　夕方からは「とら豆のペースト バゲット付き」（700円）、「キャッサバのフライ」（600円）、「釜揚げしらすとキノコのオムレツ」（980円）、「鶏肉のソテー 赤ワインソース」（1,300円）などの料理も提供。アルコールはウイスキー、カクテル、「自然派ワイン」（600円）、ブラジル・サトウキビの醸造酒「カシャッサ」（550円～）、ビールなどをそろえている。

　店主の高橋悠さんがカフェを身近に感じるようになったのは、ブームが始まった高校生の頃。当時のカフェについて、「音楽ライブがあったり絵を飾ったり、明日何をするか分からない場所だった」と振り返る。そうした雰囲気が好きだったため、同店でもさまざまなイベントを企画。トランペットとピアノのデュオ・コンサートやフラワーアレンジメントのワークショップなど。

　「おいしい食べ物や飲み物、音楽や美術と触れ合える店にしたい」と高橋さん。現在地下1階を改装中で、7月中旬以降にギャラリーとして開く予定。

　営業時間は11時30分～23時（ランチ＝オープン～15時、夜メニュー＝17時～）。日曜・月曜定休。