東武百貨店池袋店（豊島区西池袋1）レストラン街スパイス各店が7月17日から、栄養学を学ぶ4大学の女子大生と共同開発したメニューを提供する「美ら島サラドフェア」を展開する。今回で25回目の開催。

試食会で用意されたロータスパレスの「車海老とフルーツのサラダ」（1,380円）

　海洋深層水で養殖した生産量日本一の「久米島産車海老」をメーンに、沖縄の食材を使ったメニューを提供する同フェア。久米島町の協力の下、大妻女子大学、実践女子大学、東京家政大学、目白大学短期大学部の女子学生68人と、レストラン街43店舗のシェフがタッグを組んで新メニューを開発した。

　東京家政大学の講師・内野さんによると、車海老には抗酸化力を高める「アスタキサンチン」「ビタミンC」、脂肪を燃焼する「ビタミンB2」、免疫力を上げる「キチンキトサン」、コレステロールを低下させる「タウリン」などが豊富に含まれているという。「夏バテやUVケアにも効果的なので、まさに夏にかなった食材」と内野さん。

　実践女子大学とコラボした「手打ちそばと旬菜料理 たつみ」は「沖縄サラダ胡麻汁そば」（1,350円)を考案。同店の料理長・新井さんは「今までサラダスパやサラダうどんはあったが、今回は新たに車海老を丸1匹使用した『サラダそば』を開発した。当店は女性客が多いことも考慮し、食後のデザートとして黒蜜がけのバニラアイスも用意。学生の意見には感心させられた」と話す。

　提供するメニューは44品。「車海老とゴーヤのさっぱりサラダ グレープフルーツマリネ」（牛たんと和牛焼き 青葉、1,008円）、「車海老と夏ナスのアンチョビトマトパスタ」（カフェレストラン ビストロ ドナ、1,480円）、「車海老のシャルロット サラダ仕立て シークワーサーのソース」（フランス料理 パリの朝市、3,088円）など。

　営業時間は11時～（閉店時間は店により異なる）。8月31日まで。