東急ハンズ池袋店（豊島区東池袋1）1階で現在、「キノコ」がテーマのクリエーターズマーケット「キノコミュ　～きのこミュージアム～」が開催されている。

渋谷卓人さんによるきのこ盆栽

　今年1月より同店で定期的に開催されているクリエーターマーケット。毎回数十組のクリエーターが決められたテーマに基づいてグッズの制作・販売を行う。6回目となる今回は、約66組のクリエーターが参加。ぬいぐるみやインテリア、文具、アクセサリーなど幅広い種類のキノコグッズを集めた。

　「キノコの作品を手掛けるクリエーターにはキノコマニアが多い。図鑑や専門書でしっかりと調べた上で作品を作るため、デフォルメされた作品でも、分かる人には元のキノコが分かる」と話すのはクリエーターのキュレーションを務める、アンディーワークス代表の安藤さん。

　店内にはキノコをデフォルメしたキャラクターものの人形やぬいぐるみをはじめ、羊毛や粘土でキノコをリアルに再現した作品、シルバーアクセサリーやブローチ、靴など一点物のハンドメード作品が数多く並ぶ。そのほか、レトルトの「きのこカレー」、「しいたけかりんとう」など一風変わったキノコ食品や数量限定の「しいたけ栽培キット」もそろえる。

　池袋のスイーツ店「パティスリースワロウテイル」とのコラボレーションしたキノコや盆栽をリアルに再現したスイーツも用意。ラインアップはきのこやチーズスコーンに炭パウダーを入れた「黒トリュフ!?」（500円）、クリームショコラやピスタチオムースで苔盆栽を再現した「苔玉」、抹茶ムースにわらび餅と松ぼっくりを模したクッキーを添える「ミニ盆栽」（以上650円）。

　期間中、キノコグッズの制作体験ができるワークショップも開催。19日と22日には、リアルに再現したキノコフィギュアを盆栽スタイルで飾った図鑑「きのこ盆栽」（築地書館）を2014年6月に刊行した渋谷卓人さんによるキノコフィギュアの色付け体験も。

　「キノコはデフォルメもしやすくファンタジーの世界とも親和性が高いので現の幅が非常に広い。博物学的な視点からみても興味深い点が多いので、クリエーターの作品を通して多くの方にキノコの魅力を知ってもらえれば」と安藤さん。

　営業時間は10時～21時。9月23日まで。