池袋東口エリアで10月29日・30日、コスプレイヤーが集まる大規模イベント「池袋ハロウィンコスプレフェス2016」が行われる。
「乙女ロード」を中心にサブカルチャーの聖地として知られる池袋東口エリアを舞台に、国内外から毎年1万人以上のコスプレイヤーが参加する同イベント。2014年にスタートし今回で3回目。昨年は、7万5000人が来場し、ニコニコ生放送の視聴者数は23万8778人を動員したという。
アニメイトと、動画サービス「niconico」を運営するドワンゴが中心となる実行委員会が主催し、豊島区、豊島区商店街連合会、サンシャインシティなどが協力して行う。
期間中、コスプレのままで屋外だけでなく協力店舗内も回遊することが可能。コスプレ未経験者も気軽に楽しめるように、フェイスペイントの体験コーナーや、衣装や装飾アイテムの無料貸し出しブースも設置。イベントメインステージのランウェーでは、抽選で選ばれた来場者がその場でコスプレを披露し、スペシャルアクトによるパフォーマンスステージも予定する。
テーマに沿ってコスプレイヤーが集まり、仲間を作ったり、一緒に撮影ができたりする「ニコニコ コスプレギャザリング」や、コスプレ衣装が壊れてしまった時など、造形師が無料で修理を行い衣装のトラブルに対応する「コスプレドック」も用意。
池袋各所にフォトスポットを設けるほか、中池袋公園にはアニメ、ゲーム、漫画などの作品の武器など自作コスプレアイテムを体験できるスポットを特設する。
名誉実行委員長・高野之夫豊島区長は「豊島区は国際アート・カルチャー都市として地元住民とともに皆さんを歓迎し、 安心・安全な街でコスプレを楽しんでいただける」と開催決定にあたりコメント。高野区長は一昨年、石ノ森章太郎さんの作品「サイボーグ009」の「島村ジョー」のコスプレで参加し、昨年は藤子不二雄Aさんの作品「怪物くん」の主人公「怪物太郎」に扮(ふん)したという。
「コスプレ・アニメの原点は漫画。漫画の原点は区内にあるトキワ荘にある。トキワ荘は先日、2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて復元することが決定した。豊島区はこれからも漫画の原点として、ますます発展していく。ぜひ皆さんも豊島区に足を運び、今、世界で最大のアニメのまち池袋を、豊島区を、日本を盛り上げましょう」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~18時(ステージイベントは11時~17時)。