東京音楽大学民族音楽研究所(豊島区雑司が谷3、03-3981-8783)で5月31日、「民族楽器入門講座」が始まる。
映画「ゴジラ」の作曲家として知られる伊福部昭氏により創設された同研究所。同氏が出身地・北海道のアイヌ音楽を研究していたことから、アイヌ音楽をはじめとするアジア全域における民族音楽に関する資料や楽器を多く保存している。
同講座では今期、モンゴルの民族楽器・馬頭琴、アイヌ伝統の打楽器・トンコリ、中央アジアキルギスの3弦楽器・コムズなどをレクチャーする。
「楽器の用意もあるので初めての方でも気軽にチャレンジしていただける。長いこと通っている方の中には、自分の楽器を持参して学んでいらっしゃる方も」と同研究所の丹野さん。
開講時間が平日19時以降に設定されていることもあり、社会人も多く通っている。それぞれの楽器が誕生した国に興味があったり、民族音楽に興味があったりと受講理由はさまざまで、受講生同士の交流も楽しみの一つだという。
詳細・申し込み方法は同研究所のホームページで確認できる。