池袋ショッピングパーク内のパン店「東京ポンパドウル」池袋ISP店(豊島区南池袋1、TEL 03-3983-9908)製造課の赤松昭子さんが、ベーカリー新製品開発コンテストの特別協賛部門で「金賞」を受賞した。主催はカリフォルニア・レーズン協会。
コンテストは、製パンに携わる技術者を対象に、カリフォルニア・レーズンを使った新製品の開発と商品化を目的とし毎年開催している。20回目を迎える今回は、3つの部門を合わせて184の応募があった。
赤松さんが受賞した「特別協賛部門」で競われたのは「アメリカ産チーズとカリフォルニア・レーズンを使用したパン」。25の応募の中から大賞1人を含む4人が受賞した。
審査は、製パン専門家と関係者が、味・見た目・レーズンの使い方・技術力などを総合的に評価し、公募によって選ばれた一般消費者が、味・見た目・価格から「買いたいと思うレーズンパン」を選んだ。
受賞作「フロマージュ・カレーズン」について、赤松さんは「カレーとレーズンという意外な組み合わせが特徴。カレーの中でレーズンの甘さが引き立っている」と話す。レーズン、クリームチーズのほか、ニンジン、ペッパージャック(ペッパー入りチーズ)、カレー粉を使っているという。
「女子会で食べてもらえるようなメニューを考えた。女子会の定番メニューには蒸し料理が多い。そんな時にフランスパンなどを一緒に食べるのは味気ない。カレー味のパンがあったらいいと思った」と赤松さん。
受賞作は今後、商品化を予定する。