![左からブラザートムさん、徳光和夫さん、寺本民生帝京大学医学部長、西城秀樹さん](https://images.keizai.biz/ikebukuro_keizai/headline/1308306100_photo.jpg)
東京音楽大学(豊島区南池袋3)100周年記念本館で6月17日、「父の日」特別講義・トークセッションが行われ、父の日に先立ち実施した「父親の健康に関する娘の意識調査」の結果が発表された。アステラス製薬(中央区)とファイザー(渋谷区)が共催する動脈硬化性疾患予防啓発活動の一環。
調査は5月13日~15日、40歳以上の父親を持つ15~34歳の女性800人を対象にインターネットでアンケートを行った。その結果、父親へ健康について注意したことがある娘は57.8%トだが、娘の注意を聞き流す父親は73.2%に上ることがわかった。講演を行った寺本民生帝京大学医学部長は「今回の調査結果を一つの契機に、父親と娘で『父親の健康』について話していただき、悪玉コレステロールを意識するきっかけとしてもらえれば」と話す。
トークセッションでは、心筋梗塞や脳梗塞を経験したことのある徳光和夫さん、西城秀樹さん、ブラザートムさんが、それぞれの病気の経験を語った。
同大生からの「私たちは生活の中でさまざまなかたちで音楽と関わっているが、病気の前後で音楽との関わりはどのように変わったか」という質問に対し、ブラザートムさんは「後何回歌えるだろうと一曲一曲、カウントダウンが始まっていることを意識した。今回もっと違ったのは、震災後の音楽との向き合い方を考えた。音楽では誰も救えない。震災後すぐそこに行ってバイオリンを弾いたりしたってうるさいだけ。片付けるのを手伝えって。だから音楽と心との距離をすごく考えた。今は一番音楽を届けなくてはいけないと思う」と話した。