
「池袋ラブホ会議」が9月21日、「ホテル 艶(EN)」(豊島区池袋2)で開催される。
当日は、同ホテルの6部屋を会場に、それぞれの部屋に設けたテーマについてトークセッションを行う。従来のギラギラしたイメージを払拭し、ラブホテルが池袋の新たな文化拠点へと進化するための方法や、ラブホテルのこれから、性についてなどを皆で話し合うことが目的。
同ホテルが5階フロア全ての部屋を、「『自分の部屋』のようにくつろげる空間」コンセプトにリニューアルしたことが開催のきっかけ。リニューアルは、「池袋のまちづくり会社『シーナタウン』」(豊島区)を運営する日神山晃一さんが担当し、今回のイベントのプロデュースも行う。
4階のテーマは、401号「ラブホテルを面白がる会 ~行列ができる部屋を皆で考えよう~」(ファシリテーター=面白がる会主催・唐品知浩さん) 、402号「ラブホテルの民俗学」(民俗学研究者・岸澤美希さん)、403号「ラブホで話す性のお話 ~おうちで皆どう話してる?~」(お茶の間性教育・ゆきえってぃさん)。
5階のテーマは、501号室「ラブホの魅力とこれからについて語ろう」(ラブホテラー・内野未唯さん、フロントのおばちゃん・雑賀由香さん)、502号室「カラダのモヤモヤほぐす部屋 ~性の健康って?生理・セクシュアルヘルス・フェムケアアイテムを見てみよう~(女性限定)」(ランドリーボックス・西本美沙さん) 、503号室「ラブホについての女子のホンネ(女性限定)」(Podcast番組 YOMOYAMA TALKS・かちこさん)。
日神山晃一さん「ラブホテルは、まちづくりにおいて、どこかアンタッチャブルな存在として見過ごされがち。それは『性』を扱う場所だからかもしれない。しかし、社会には歯止めのかからない少子化や、根深い性差による不平等や差別が残っている。こうしたすぐに答えが出ない問題に、皆で向き合い、対話する機会をつくることで、ラブホテルの未来、ひいては社会の可能性が見えてくるのではないか」と話す。
開催時間は14時~17時。参加費は2,500円。事前登録制(18以上対象)。