池袋東口の乙女ロードエリアに1月17日、愛煙家のための喫茶店「スモーカーズカフェ さばとら」(豊島区東池袋3、TEL 03-6914-2115)がオープンした。主なターゲットはサラリーマンとオタクの愛煙家。
店舗面積は約25平方メートルで、席数は14席。出店の理由ついて、店主の高沖きげんさんは「肩身が狭い愛煙家のために安心してタバコが吸える場所を提供したかったから」という。女性オタク文化の聖地として知られる乙女ロードエリアへの出店については、「自分がオタクだから」とも。
提供するコーヒーは、店主の出身地である四国・香川県の「カキ三コーヒー」を使用。同銘柄は四国以外での提供は初だという。使用する水や食器も四国のものにこだわる。「東京で飲むコーヒーは西日本と水の質が違うので口に合わなかった。四国のおいしい豆と水でいれたコーヒーを提供したかった」と高沖さん。
コーヒのメニューは「オリジナルブレンド」「アメリカン」「エスプレッソ」(以上500円)、「カフェオレ」(600円)など。「キリマンジャロ」「モカ」「スマトラマンデリン」「ブラジルサントス」「ジャマイカ」(以上700円)なども提供。キャリーマグなどの持参客にはコーヒーのテークアウトにも対応する。
紅茶は「ヌワラエリアブレンド」「ディンブラ」(以上600円)、そのほかのドリンクは四国から取り寄せたかんきつ類で作る「季節のシトラススカッシュ」(800円)、「ミックスジュース」(600円)など。ドリンクのセットで「そば粉のクレープセット」(200円)、「今日の四国の銘菓」(100円)も用意する。
同店のメニューに描かれているマスコットは、県民性漫画「うちのトコでは」(飛鳥新社)で知られる愛媛県在住の漫画家もぐらさんが描き下ろした。店内ではもぐらさんの漫画を販売するほか、今後は高沖さんが関わる同人誌を販売する予定。
同店を訪れた時にだけタバコが吸いたいという利用客のため、「タバコお預かりシステム」を行う。利用条件は「店主が顔と名前を覚えた人」だという。
営業時間は11時~20時。日曜・祝日定休(店主の気分次第で営業している場合もあり)。