「トキワ荘通り」として親しまれている目白通り二又商店会・南長崎ニコニコ商店街(豊島区南長崎3)が8月4日、「子育て地蔵まつり×マンガの聖地まつり@トキワ荘通り」を開催する。
落合南長崎駅近くにあり、漫画家の手塚治虫さんらが住んだアパート「トキワ荘」の跡地や、現存する赤塚不二夫さんらが住んだとして知られるアパート「紫雲荘」があることで知られるトキワ荘通り。
「子育て地蔵まつり」は今年で開基300年を迎える「子育地蔵尊」の祭り。トキワ荘のすぐそばにあることから、手塚治虫さんや石ノ森章太郎さんの作品にも登場。戦前には巣鴨の地蔵祭よりにぎわった祭りだったが戦争で中断、1977(昭和52)年からかつてのにぎわいを期待して新たにスタートした。
ニコニコ商店街が行う「マンガの聖地まつり」は今年で4回目。商店街のにぎわいや勢いがなくなってきている中、シンボル性や話題性があるトキワ荘や漫画に特化した祭りを行い商店街を盛り上げようと始まった。
「子育て地蔵まつりで」は漫画家の卵と一緒に行う「お絵かき大会」、模擬店出店、マンガ・アニメ切手や、先日豊島区から発行された「魔法使いサリー」「バビル2世」の特別住民票の販売などを行う。
「マンガの聖地まつり」では赤塚不二夫さんが暮らした紫雲荘202号室の特別公開や、「我が街レトロ写真展」、夜店の出店などを予定。トキワ荘を題材にした舞台「トキワ荘の夏」の作・演出の竹内一郎さん、主演俳優の頼三四郎さんなどをトークゲスト、雑誌「散歩の達人」地元ライター眞鍋じゅんこさんを司会に迎え、トークイベントも開催。
トキワ荘に住んだ漫画家・寺田ヒロオさんが考案した焼酎をサイダーで割った飲み物で、トキワ荘の漫画家たちが通った「中華食堂 松葉」のラーメンと共に同通りの「必須グルメ」という「チューダー」(100円)や、ペーパークラフトで作るトキワ荘、「トキワ荘通り焼きもち」(100円、100個限定)などの限定商品も販売。
開催時間は18時~21時。