雑司が谷そばの不忍通りに「トモリcafe」（文京区目白台2、TEL 070-5583-5829）がオープンして1カ月がたった。20平方メートルの店内にカウンター席が6席、テラス席は2席。

「玄米ごはんとお惣菜プレート」

　「雑司が谷は落ち着いたいい町」と話す店主の伊藤友里さん。カフェ巡りが好きで、オーガニックフードのカフェで働いていた経験を持つ。自分で開くなら一人でできるこぢんまりしたカフェがいいとこの場所に決め、壁塗りやタイル貼りなど手作りした。一人でもゆっくりしてもらいたいと、視線が気にならないようカウンターの向きを工夫。テーブルの一つは昔実際に使われていたミシン台をリメークしたもの。

　自身がカフェでもしっかり食べたいと思ったことのある経験から、同店では「しっかりした食事」の提供を意識する。「玄米ごはんとお惣菜プレート」（1,000円）は約6種類の総菜とスープ、玄米ご飯（山形県産で合鴨農法）が一皿に載る。総菜の内容は週替わりで、「牛肉としめじのしぐれ煮」「さつま芋とかぼちゃのサラダ」「厚揚げのラタトゥイユ」など。「四種の豆カレー」など「本日のカレー」（900円）にはミニサラダと自家製ピクルス、平日ランチタイムにはどちらのメニューにもドリンクが付く。

　そのほかドリンクメニューは「有機珈琲」（500円）、「水出しアイス珈琲」（550円）、オールスパイスで作った「チャイ」（600円）、季節の果物をワインに漬けた「自家製サングリア」（600円）など。自家製ケーキとドリンクのセット（850円）も。

　「普段忙しい方が時間を見つけてリラックスしてくださったらうれしい」と伊藤さん。カフェ空間を生かした「作家さんの個展」なども考えており、11月には古本と占いの店「ジャングルブックス」（雑司が谷）と「占いとカフェのコラボ」を企画中。

　営業時間は12時～19時（ランチタイムは15時まで、休み・早く閉店する日はブログで告知）。