東池袋の新文芸坐(豊島区東池袋1)で11月16日、オールナイト上映企画「極端映画祭」が行われる。
「アイアン・フィスト」 © 2012 Universal Pictures
「極端」な映画を4本立てでオールナイト上映するイベントの第2弾。今回は最近公開された中で過小評価されがちで、レールから外れても面白さを追求する「攻め」の作品にスポットを当てた。同館担当者の花俟さんは「さまざまなジャンルの極端な映画をセレクトした。必ずしもジャンルで映画を見る必要はないということを提案したかった」と話す。
上映する作品は「アイアン・フィスト」「スプリング・ブレイカーズ」「ABC・オブ・デス」「ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE」。
「ABC・オブ・デス」は、アルファベット1文字をもとに描いた「死」にまつわる5分間の短編を集めた、存在自体が極端にまれなホラー・オムニバス作品としてセレクトした。世界各国から参加した異なる個性の新鋭たちの腕比べとしても楽しめるという。「アイアン・フィスト」はヒップホップアーティスト・RZA(レザ)さんがカンフー映画への愛をタランティーノの協力の下、1本の映画として表現させた作品で「マニアもうならせるカンフーオタクぶりを発揮した内容」となっているという。
ラインアップについて「全て極端な映画なので賛否両論あると思うが、そのパワーに同調できたときは普通の作品よりも喜びや愛着が湧くはず」と話す。
上映時間は22時30分~翌6時15分。当日2,200円、前売り・友の会2,000円。同館窓口、チケットぴあで販売中。