西武池袋本店(豊島区南池袋1)別館2階の西武ギャラリーで11月15日から、「諸星大二郎原画展」が開催される。主催は「トラフィックプロモーション」。
諸星大二郎さんは1970(昭和45)年にデビューし、日本漫画家協会賞優秀賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞などの受賞歴を持つ漫画家。古史古伝などを題材に取り、異形の存在によって日常の価値観や世界観を転倒させるような作品を多数発表している。
同展では昨年出版された初の画集「不熟」のカラー作品を中心に、原画や資料200点以上を展示。初期の短編から「西遊妖猿伝」シリーズ、「妖怪ハンター」シリーズ、「諸怪志異」まで諸星さんの作品を網羅した内容となっている。
会場内ショップではTシャツやトートバッグなどのグッズ、オリジナル版画、初日15日と翌16日限定で諸星さんのサインが入った「不熟」(3,570円、各日先着50人)も販売。平日には来場者プレゼントとして非売品のオリジナルポストカードを用意する(日替わりで各日先着100人)。
「諸星先生の作品には漫画読みをうならせるものが濃厚にあり、長らく大規模な原画展が待望されていた。今回の原画展はさまざまな方に満足いただけるものになっていると思う」とリブロ池袋本店の辻山良雄さん。会期中、リブロ4階コミックフロアでは会場にはない原画が展示される。
開催時間は10時~20時(入場は閉場30分前まで。最終日は17時閉場)。入場料は、一般=700円、大学生・高校生=500円、中学生=300円。今月20日まで。