目白庭園(豊島区目白3、TEL 03-5996-4810)で11月22日から、「秋の庭園ライトアップ」が開催される。
豊島区の「より潤いのあるまちづくり」の一環として造られた池泉回遊式の日本庭園。中央にある池を囲んで木造瓦葺(ぶ)き平屋建ての「赤鳥庵」、「六角浮き見堂」などが配され、春にはしだれ桜、カルガモの親子も姿を見せる。
ライトアップは昨年も試験的に行ったが、イベントとしては初開催。「メインライトアップ」は照明デザイナーを目指す学生たちからデザイン案を募集した。選出されたのは「花鳥風月」をテーマにした作品で、漆器に彩りよく並べられた上品で美しい和菓子をイメージしているという。
飛び石付近には地元の子どもたちなどが作ったキャンドルライトの灯ろうを浮かべる。五感を使って秋の夜長を楽しんでもらいたいと、園内各所で京都の香老舗・松栄堂のお香をたく。
休憩や夜景撮影のできる赤鳥庵では、期間中さまざまな企画も用意する(入場料300円、26日~28日は閉庵)。24日には抹茶と和菓子を提供し(先着50人)、23日、29日~12月1日には尺八や箏(こと)の演奏会を開く。
「小さな日本庭園ながらも四季折々の自然の表情を満喫できるように造られており、近隣住民の方々の憩いの場にもなっている。(普段は)落語会や子どもの茶道体験などさまざまな催しも行っている」と園長の野村さん。12月には寄席や「クリスマスコンサート&マジックショー」を予定している。
開催時間は17時30分~21時(入園は20時30分まで)。入場料は200円(17時までは通常通り無料、17時~17時30分は閉門)。25日は休園日。12月1日まで。