西池袋に3月19日、日本酒セルフ飲み放題店「KURAND SAKE MARKET(クランドサケマーケット)」(豊島区西池袋3)がオープンする。
日本酒の定期購入やイベント企画運営サービス「KURAND(クランド)」を運営するリカー・イノベーション(足立区)が開く同店。「これまで培ってきた多くの造り手(酒蔵)とのつながりを生かし、新しい日本酒の楽しみ方を提供する」という。
同店では、前金3,000円を支払うことで常時100種類の全国各地の日本酒が時間無制限で飲み放題になり、使用する酒器も約5種類の中から選ぶことができる。日本酒の魅力である「人とのつながり」ができるよう、交流しやすいスタンディング形式の業態にした。
さまざまな料理と一緒に楽しめる「日本酒の楽しさ」を感じられるよう、無料で料理を持ち込みできるのも特徴。途中で買い出しも可能。日本酒のイベントも定期的に開いていく予定で、全国各地の酒蔵と消費者を結ぶ場としても活動していくという。
池袋を出店場所に選んだ理由について、同社の荻原さんは「池袋は20代前半~30代後半がアクセスしやすい立地。池袋にも日本酒専門店はあるが、これらの年齢層の方々にとって敷居が高いと感じる店が多いと感じた。そのため若い方でも気軽に楽しめる形態を池袋に出店することになった」と話す。
オープンに先駆け、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」で出資を募っている。現在では、目標金額の60万円を超え、318人のサポーターから約160万円が集まっている。募集は2月27日18時まで行っており、割引招待券などの申し込みが続いている状況だという。
「普通の店では1杯当たりの量も多く、2~3種類の日本酒しか飲めないかと思う。当店では、少しずつ多くの日本酒を飲み比べることで、新しい味、自分好みの日本酒に出合ってほしい。世の中にあるたくさんの銘柄を堪能してほしい」と荻原さん。
営業時間は17時~23時(予定)。