東池袋の名画座「新文芸坐」(豊島区東池袋1)で12月31日、「『マッドマックス 怒りのデス・ロード』カウントダウン絶叫上映」が開催される。
大みそかの夜中に集い元日の0時0分1秒に上映を開始する「問答無用の2016年最速上映」という同企画。
「絶叫上映」は、絶叫などの声出しや、コスプレでの鑑賞、打楽器などの鳴り物が許可されている上映イベント。10月11日にも開催し、多くのマッドマックスファンが集っている。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」について、同館担当者の花俟さんは「年に1本あるかないかのファンが大きくしていく作品。近年では『パシフィック・リム』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』などかなと。個人的には“平成の『駅馬車』”だと感じている。みんな昔から好きなんですよ、こういうのは」と話す。
同作ファン有志のツイッターアカウント「『マッドマックスFR』絶叫上映(非公式)」が場所を探していたことから、同館が手を挙げることでイベントが成立。同じような形でキネカ大森でも、すでに「V8上映」として同作上映イベントが開催されており、「このような楽しみ方がどんどん広がっていってほしい」と花俟さん。
絶叫上映の人気や来場客の反応については、「愛に溢(あふ)れている。多分全員で友達になれるのではないでしょうか?上映中のコールやリアクションなども定番のものが生まれてきそう」だという。
「『映画を汚すな』など、この手の企画に批判的な意見もあるが、皆さん普段はお行儀よく映画を見ているはず。たまには羽目をはずしても良いのではないか。人見知りもミーハーや皮肉屋もシネフィルもこの場では意味を持たない。ただただ映画に『リアクション』してほしい。もしくは圧倒的なパワーの作品と『闘って』ほしい。終映後は必ず笑顔になれる」と来場を呼び掛ける。
イベント詳細は後日ホームページなどで発表予定。前売り券(全席指定)は12月12日より、同館、「チケットぴあ」で販売予定。