サンシャイン水族館(豊島区東池袋3)は7月12日、屋外エリア「マリンガーデン」に5つの新展示を取り入れリニューアルオープンした。
2011年8月に「天空のオアシス」をコンセプトに全面リニューアルオープンした同館。「天空のオアシス第2章」として昨年9月から工事に入っていた。
新しい展示は、「世界初の展示方法」だという「天空のペンギン」「草原のペンギン」の2つと、「天空パス」「きらめきの泉」「カワウソたちの水辺」の3つ。日没後は、幻想的で潤いのある光の演出による癒やしの空間を展開するという。
「天空のペンギン」は、空中に設置した水槽。幅約12メートルで、大きくオーバーハングしており目の前にはケープペンギンが都会のビル群の上空を飛び交うように泳ぎ、頭上を見上げれば空を泳いでいるかのように見えるという。水中給餌のパフォーマンスタイム「ペンギン・ダイビングタイム」も設定する。
「草原のペンギン」は、野生のケープペンギンがすむ南アフリカ・ケープタウンの砂浜と草原を再現した展示。給餌パフォーマンス「ペンギン・フィーディングタイム」では、ケープペンギンの歩く姿を近くから見ることができ、ケープペンギンの子育てや成長過程についての解説を行う。
「天空パス」は、「天空のペンギン」水槽から伸びる全長約30メートルの天空の通路。自由気ままに暮らすモモイロペリカンたちが、客の頭上でのんびり休んだり、ペタペタ歩いたり、普段は見ることのできないアングルから観察することが可能。「ペリカン・フィーディングタイム」には、モモイロペリカンが約10リットルの水を入れることのできる喉袋を大きく膨らませ、長いくちばしで水中の餌を狙う姿など見ることができる。
「きらめきの泉」は、アマゾン川にすみ、成長すると全長1メートルを超えるアロワナやドラドが悠然と泳ぐ姿を見ることができる。「アロワナ&ドラド・フィーディングタイム」には、アロワナやドラドが水上の餌に向かってジャンプし、水しぶきを上げながら食いつく姿を披露する。
「カワウソたちの水辺」では、東南アジアの河川を中心に生息し家族で群れを作り、エサを狩り、子育てをして生活をするコツメカワウソの生活に欠かせない緑に覆われた陸地や、急流をイメージした水辺を再現。陸上では草原を駆けまわったり、緑の間から顔をのぞかせたり、水に入れば、急流の中をスイスイと泳いだり、深く潜って水中で狩りをしたりなど、本来の生態に近い環境で生き生きと動き回る活発な姿を見ることができる。
同館の「カナロア カフェ」と、サンシャインシティアルパ、スカイレストランでは8月31日まで、リニューアルを記念したフェアを開催。ペンギンや魚などの海の生き物をモチーフにしたオリジナルメニューや、魚介類を食材としたシーフードメニューを提供している。
サンシャイン水族館の営業時間は10時~20時(11月~3月は18時まで)。入場料は、大人=2,200円、子ども(小・中学生)=1,200円、幼児=700円。