豊島区は3月12日、「池袋アニメ『ふくろう』擬人化キャラクターデザインコンテスト」の受賞作品を発表した。
アニメの聖地・池袋を世界に向けて発信する「池袋PRアニメ」(約3分)のメインキャラクターの原案を募集した同コンテスト。応募期間内に投稿された作品数は826点で、最優秀賞1点と優秀賞2点が選ばれた。
同アニメは、池袋エリアを中心に「国際アート・カルチャー都市」の街づくりを進める豊島区と、池袋で創業し池袋に本店を構える、アニメ・漫画・ゲームの専門店「アニメイト」(板橋区)が、2020年に向けたインバウンドプロモーションの強化のために、2019年公開を目指し制作するもの。
アニメのターゲットは「世界中の女性アニメファン」で、メインキャラクターは池袋のシンボルである「フクロウ」を擬人化したデザイン。
賞の選出は、アニメイト、豊島区観光協会、池袋インバウンド推進協力会など区内団体で組織する「池袋PRアニメ制作実行委員会」を設置して行った。
選考においては、「フクロウの擬人化であると分かりやすい」「池袋PRアニメのターゲットである女性にアピールできるデザインであること」などの点を評価したという。
最優秀賞は、ペンネーム・蒼茉ゆる(そうまゆる)さんの「射抜いてあげるよ」が選ばれた。
蒼茉さんはコメントで、「楽しく愛情込めて描いた少年キャラだったので最優秀賞を頂けて本当にうれしい。自分のデザインしたキャラがアニメで動く日が来るのかと思うと、今からとても楽しみ。少しでも多くの方に見ていただき、好きになっていただけたら」と受賞の喜びを語った。
今後、最優秀賞作品をもとにプロのアニメーターがキャラクターデザインを新たに描き起こし池袋PRアニメを制作する。