池袋西口にある東京芸術劇場(豊島区西池袋1、TEL 03-5391-2111)が4月1日から、改修のため休館する。
開館から20年がたち、今ある設備を調べ、劣化した設備の修繕や入れ替えなどを行い、安全で省エネルギー、来場客にとって「快適な」空間を目指すという。同劇場の休館に伴い、各ホール、展示室、リハーサル室、会議室、ショップ、レストランなどの館内施設のほか、同劇場チケットサービスも利用できなくなる。
改修後の建物は基本的な構造は変わらないが、開館当時最長だったアトリウムのエスカレーターを撤去し2段階のエスカレーターに変え、中ホールや一部の会議室も大きく変わるという。
休館中、同劇場が運営する水天宮ピット(中央区)でイベントを行うほか、東京文化会館で音楽事業を引き続き行う。
改修前の最終公演となる「東京芸術劇場パイプオルガンコンサートVol.14」は通常通り行われる。同公演チケット代の全額を東北大震災の義援金に充てる。
リニューアルオープンは2012年9月1日を予定。リニューアル後の貸し出し施設については決定し次第サイトで案内するほか、電話による問い合わせも受け付けている。