![ロシア文学者で東京外国語大学学長を務める亀山郁夫さん](https://images.keizai.biz/ikebukuro_keizai/headline/1302002341_photo.jpg)
リブロ池袋本店(豊島区南池袋1、TEL 03-5949-2910)1階「カルトグラフィア棚」で4月7日から、企画展「亀山郁夫 文学と社会、生きる力」が開催される。
ロシア文学者で東京外国語大学学長の亀山郁夫さんが選定した書籍約300点を展示・販売する同展。「未曽有の災害に見舞われ、日本人の誰もが生き方の変革を迫られている現在、文学に何ができるのか、本当に豊かな生活、社会とは何かを書籍を通じて考える試み。人生の春を迎える若い方はもちろん、どの年代の人でも読んで楽しめる本が選ばれている」と同店の辻山さん。
紹介する書籍は、「カラマーゾフの兄弟 1」(ドストエフスキー著、光文社、760円)、「ドストエフスキーと59の旅」(亀山郁夫著、日本経済新聞社、1,995円)、「夜と霧」(V.E.フランクル著、みすず書房、1,575円)など300冊。
「本の種類が多いので、一点一点に「おすすめ」ポイントを記したPOPを設置することはできないが、テーマごとに見出しなどを付ける。亀山先生にはフェアへの思いなどの言葉を頂く事になっている」とも。
カルトグラフィア棚は、「現在を読み解く」をテーマに、ジャンルを横断して展開するセレクト棚。世の中で起こっている事をいち早く書棚で再現しようと始まった試みで、同企画は2回目。今後も年数回の企画展を開いていく。
営業時間は10時~19時。5月8日まで。