見る・遊ぶ

新潟の風景写真展「視力6.0の世界」-メトロポリタンプラザビルで

洞爺湖サミットの会場で飾られた、佐渡・金剛杉の写真

洞爺湖サミットの会場で飾られた、佐渡・金剛杉の写真

  • 0

  •  

 池袋メトロポリタンプラザビル(豊島区西池袋1)1階セントラルアベニュー(自由通路)で7月6日から、写真家・天野尚(あまのたかし)さん写真展「視力6.0の世界~知られざる新潟の風景~」が開催される。主催は新潟県観光協会。

[広告]

 新潟県の観光PRの一環。期間中、天野さん撮影による新潟県の四季折々の風景を写した写真(縦1.5メートル×横4.0メートル)10点を展示するほか、新潟県の観光パンフレットやポスターの掲出や観光協会・旅館組合による観光PRを行う。

 天野さんは新潟県出身の写真家。2008年7月の北海道洞爺湖サミットでは、天野さん撮影の「金剛杉」(撮影場所=佐渡市)の写真が会場に飾られたほか、新潟県を紹介する観光パンフレットなどに天野さんの写真が多数掲載されている。

 自然の美しさだけでなく、生態系を構成している多様な生き物の一つまで克明に記録するために超高解像度の大判フィルムにこだわり撮影する天野さん。現在は、日本に残された貴重な自然を後世に伝えるため、可能な限り克明に趙鞅版フィルムに記録するという目標に挑んでいる。

 天野さんが使う大判フィルムは視力6.0の世界に相当すると言われ、写真の一部を拡大すると、小さな花の一つひとつや石の表面の苔まで克明に描写されていることが分かる。

 天野さんは「超大判フィルムで撮る風景写真は、自然や生物がありのまま克明に写し出された平面のアートで、その表現は二次元的なもの。しかしそれは単なる美しいだけの風景写真ではなく、膨大な自然の情報を平面に凝縮した風景写真であり私はそれを『生態風景写真』と名付けた」とコメントを寄せる。

 開催時間は10時~19時(6日は11時から、16日は18時まで)。入場無料。今月16日まで。6日11時からのオープニングセレモニーには天野さんも出席し、自身による作品解説を予定する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース