池袋のオフィスビル「ダイヤゲート池袋」が4月1日、太陽光発電による実質CO2排出ゼロでの運営を開始した。
西武鉄道(所沢市)が保有し、西武プロパティーズ(同)が管理を行う西武HDの同施設。使用する電気の全てを、西武鉄道が所有・運営する太陽光発電所「西武武山ソーラーパワーステーション」による発電で賄うようになった。
西武グループはグループの経営理念に基づき、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進している。地球温暖化抑制への更なる貢献に向け、環境負荷削減目標として、CO2排出量原単位(営業収益当たりのCO2排出量)をグループ全体で2030年度までに2018年度比25%削減を設定しており、今回の取り組みもその一環だという。
今回の取り組みは、東京電力エナジーパートナー(中央区)が協力し、「非化石証書付電力(トラッキング付き)」の供給を実現。「ダイヤゲート池袋」が年間約2270トン(2020年度実績)排出していたCO2を、実質排出ゼロで運営することが可能となった。
西武グループは「今後もグループビジョンに基づいた事業を通じてCO2排出量削減に取り組み、更なる地球温暖化防止への貢献に向けて、目標の達成に取り組んでいく」とコメントしている。