にしすがも創造舎(豊島区西巣鴨4)で3月17日、アニメーション製作ワークショップと、16ミリフィルムの映画上映会が行われる。3回目となる今回はアニメーションを中心に短編映画を紹介しているインディペンデントレーベル「CALF」との共同企画。
さまざまなジャンルのアーティストと共に、気軽に作品や空間と出会う「入り口(エントランス)」作りを目指す芸術企画「エントランスプロジェクト」の一環。
同イベントを始めたきっかけについて、同施設の米原さんは「かつて大都映画の撮影所だった時代があるにしすがも創造舎ならではの、映画にまつわる企画をしようと考えていたのと、ミニシアターの閉館が相次ぎ、大きな資本でつくられた映画以外を映画館で見られなくなってしまったことにさみしさを感じていていたから」と話す。
同館1階「カモ・カフェ」で行う映画上映会「名画座カフェ×CALF」では、「CALF」が薦める映画を上映するほか映画談義も開催予定。「道成寺」(川本喜八郎)、「小さな五つのお話」(岡本忠成)など、国内・国外(北欧・中欧・東欧・ロシアなど)の、目にする機会の少ないアニメーションを上映する。
教室で行うワークショップ「CALFアニメーション教室~絵を動かして、ダンスをしよう!~」では、参加者全員で数枚の絵を描き、一つの作品を作り上げキャラクターにダンスをさせるという。アニメーション作家で「CALF」メンバーの水江未来さんによる、映像が動く仕組みやアニメーションの歴史についての解説のほか、自身の作品を上映する。
ワークショップは13時~17時。映画上映会は18時30分~20時。ワークショップの参加費は1人1,000円(1ドリンク付き)、16ミリフィルムの映画上映会は入場無料(要1オーダー)。いずれも事前の申し込みが必要。