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献血ルーム「池袋い~すと」が改装-「大人好みの空間」コンセプトに

土日には120人ほどの協力者が訪れる「池袋い~すと」

土日には120人ほどの協力者が訪れる「池袋い~すと」

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 池袋駅東口の献血ルーム「池袋い~すと」(豊島区東池袋1、TEL03-3988-9000)が3月16日、リニューアルオープンした。

リニューアルにより、新たに設けられたライブラリーエリア

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 「献血は『誰かの役に立ちたい』という思いがあるから協力者の方に来ていただける。リニューアルは、その思いに応えるためでもあり、くつろいだ気持ちで献血していただくため」と東京都赤十字血液センターの小野拓也さん。

 約360平方メートルのスペースに受け付け・休憩エリア、ライブラリーエリア、問診室(2室)、採血エリア(採血用ベッド12床)を設ける。「さまざまな年齢層の方から献血にご協力いただいているが、近隣の献血ルーム『池袋ぶらっと』と比較して、若干平均年齢が高い。そのため『都会の喧噪(けんそう)を忘れさせてくれる大人好みの空間』をコンセプトに、落ち着いた雰囲気を演出した」という。休憩エリア、ライブラリーエリアには雑誌などのほか、環境問題や感染症など社会的問題を訴える書籍も置く。

 一方で、採血用ベッドはリニューアル前と比べて減らした。「以前は、隣にいらっしゃる方との距離が近かった。ベッド数を減らし余裕のある空間にしたことで居心地よく献血してもらえるのでは」と小野さん。

 現在、献血する人の4分の3以上は16歳から50歳未満で占められている。その反面、輸血を必要とする人の85%は50歳以上であるため、今後の少子高齢化による血液不足が懸念される。同施設の真名子良幸さんは「タロット占いやハンドヒーリングなどのイベントも随時開いているほか、『池袋ぶらっと』と連携して若い方にも献血に協力していただけるよう取り組んでいる。さまざまな方に献血してもらえれば」と幅広い層からの協力を呼び掛ける。

 受付時間は、成分献血=10時~17時、全血献血=10時~17時45分(どちらも途中に休憩時間あり)。年末年始定休。

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