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東武百貨店で「折れたバット」フェア-再利用して作ったアイテム販売

折れたバットから作ったボールペン「ブルペン」(左)と、靴べら「すべりこみ」(右)

折れたバットから作ったボールペン「ブルペン」(左)と、靴べら「すべりこみ」(右)

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 東武百貨店池袋店(豊島区西池袋1)6階和食器売り場で28日から、「プロ野球 折れたバットフェア」を開催している。

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 有名プロ野球選手3人が実際に使用したバットを展示するほか、折れたバットやバットを作る際にできる端材を再利用して作ったアイテムを約10種類販売する。箸の製造・卸・販売を手掛ける兵左衛門(福井県小浜市)との共同企画。

 同フェアで販売する靴べら「すべりこみ」(3,150円、限定100本)は、プロ野球12球団の野球選手が実際に使用したバットで作ったもの。バットそのままの形を生かして作っているため、グリップエンドに背番号やチームの刻印がある。同商品は、東日本大震災チャリティー商品とし、一点につき1,200円を東日本大震災の義援金として日本赤十字社を通じ寄付する。

 東武百貨店広報の西口さんは「現在ネットなどで売られている『すべりこみ』は、アマチュアも含めた野球のバットで作られており、刻印がないものもある。フェアで販売するものは、全て日本のプロ野球選手のものに限っており、全てに刻印がある」と説明する。

 そのほか、箸「かっとばし!!」(1,890円~)、箸置き「ベンチ」(630円)、ボールペン「ブルペン」(1,680円)などを販売。

 バット材として「最良」とされている「アオダモ」は成長が遅くバット材となるには70年以上かかる。2000年に「アオダモ資源育成の会」が発足するが、それまでは植林がほとんど行われていなかった。プロ野球や大学野球などで使用し折れたバットは焼却処分されていたが、現在では、兵左衛門が箸として製造・販売し、収益の一部をアオダモ資源育成事業に寄付している。

 営業時間は10時~20時。8月3日まで。

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