古代オリエント博物館で企画展「古代インドにぎやかアート」-かわいい動物土偶など

紀元前2000年頃インダス文明期のコブウシ形土偶

紀元前2000年頃インダス文明期のコブウシ形土偶

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 サンシャインシティ古代オリエント博物館(豊島区東池袋3)で7月23日、特別展「古代インドにぎやかアート」が始まった。

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 モヘンジョ・ダロ遺跡に代表されるインダス文明、仏教とギリシア彫刻という東西の文明が合流したガンダーラ美術などの古代インド文明。仏教という形で日本にも影響を与えている。

 土器の表面を埋め尽くすように描かれた文様や、ガンダーラ仏教美術に施された多様な彫刻などのアートは古代インドの「にぎやか」や「生命感にあふれている」という特徴を持つ。「デフォルメされた人間や動物の文様はマンガチックで古代インド独特のデザイン力の面白さがある」と同博物館研究員の津本さん。「動物の土偶、文様など、とてもかわいいものが多い」と話す。

 展示品は彩文土器、動物・人物土偶、インダス式印章、メノウ製首飾り、埋蔵土器などのインダス文明を代表する南アジアの先史時代考古遺物。仏像、建築装飾、ガラスなどガンダーラ仏教美術を中心とする美術工芸品、19世紀インド大衆宗教絵画(ヒンドゥー教の神々)など。

 8月には、インダス文字や動物の文様が刻まれたインダス式印章を焼くと固まる粘土に押す「インダス式印章をおしてみよう!」、現代南アジアの衣装を試着して、携帯写真で撮影をする「インドの衣装を着てみよう!」、かわいいオリジナル土偶を作る「オリジナル土偶を作ってみよう!」などのワークショップや、講演会「インダス文明の遺跡を掘る」も行う。 スケジュールはホームページで確認できる。

 入場時間は10時~17時(入館は終了30分前まで)。入館料は、大人=700円、大・高校生=500円、小・中学生=300円。9月4日まで。

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