漫画家・赤塚不二夫さんが暮らした「紫雲荘」(豊島区南長崎)で9月23日、漫画「キン肉マン」の原作者・嶋田隆司さんが講師を務める「第8回紫雲荘ワークショップ」が行われる。「紫雲荘・活用プロジェクト」の一環で、主催はトキワ荘通り協働プロジェクト。
豊島区南長崎地区にあり手塚治虫さんら著名な漫画家が居住していたことで有名な「トキワ荘」の隣に位置する紫雲荘。1959(昭和34)年から現存するアパートで、かつて赤塚不二夫さんが暮らしたことから「第2のトキワ荘」として知られている。
プロジェクトでは赤塚さんが暮らした紫雲荘を地域で活用し、漫画家志望の若者や新人漫画家に家賃補助をしながら空き部屋を貸し出すほか、赤塚さんの部屋を使った資料展示などの一般公開、ワークショップなどを行う。
ワークショップでは漫画家やアニメ監督などを講師に招き対談や講演を行う。過去には山内ジョージさん、よこたとくおさん、勝川克志さん、河口仁さん、田中圭一さん、吉田健吾さん、石塚真一さん、大地丙太郎さん、藤田和日郎さん、井上和郎さん、こうの史代さんなどが講師として参加した。
今回講師を務める嶋田さんは、漫画「キン肉マン」の原作担当者で、作画担当・中井義則さんとの共同ペンネーム「ゆでたまご」として知られる。赤塚さんと深い縁があり、以前には赤塚不二夫漫画家生活50周年記念出版『赤塚不二夫ベスト ゆでたまごセレクション』が刊行された。
ワークショップでは漫画家志望・新人漫画家向けに、これまでの作品歴や漫画家生活を振り返りながら、作品創作術・裏話などの話とティーチインを行う。
開催時間は17時~19時を予定。ワークショップ定員は約15人(申し込み多数の場合は抽選)。参加費は2,500円。申し込み方法はホームページで確認できる。