池袋西口のみらい館大明(豊島区池袋3)で11月10日、廃校を舞台にしたイベント「校境なき文化祭」が開催される。
約30大学の学生有志から成る廃校文化祭実行委員会が「学校の境目が青春の境目であってはならない」をコンセプトに、思い思いの文化祭像を持ち寄り、廃校で文化祭を行う同イベント。現役学生や青春をもう一度味わいたい大人まで、年代を問わず参加できる。みらい館大明は、2005年閉校の豊島区立大明小学校跡施設をNPO法人「いけぶくろ大明」が管理運営している。
代表を務める首都大学の渡辺さんは「文化祭はどんな趣味や特技を持つ学生も生かすことができる唯一のイベント。学生を老若男女全ての人に向けて発信することができれば」と話す。大人の来場者について、「たまにはあのころに戻ったつもりで、ぜひ制服を着てお越しください」とも。
当日は校庭・教室・屋上で飲食ブースやイベントブースをメーンに展開。屋上企画は安全なレーザー銃を使って入り組んだ構造のエリア内で制限時間内に敵チームを倒す体感型ゲーム「廃校サバゲー部」(300円)、教室企画は童謡「さっちゃんはね、さちこっていうんだほんとはね…」の真実がついに明らかになるお化け屋敷「SATIKO」(200円)、校庭企画はお笑いコンビ「さらば青春の光」を招いて行うお笑いライブ(15時45分開演、無料)など。
「池袋は多くの年代の人々が集まる街。毎日が物足りない高校生や大学生はもちろん、学生時代なんて何十年も前のお父さん・お母さんも、多種多様な学生が集まるこの文化祭で、ぜひ若いエネルギーに触れてみていただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時30分~18時。