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池袋の老舗「タカセ洋菓子」、巣鴨に出店-豊島区内で地域密着展開

「タカセ巣鴨店」の外観

「タカセ巣鴨店」の外観

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 巣鴨・地蔵通り商店街にパン・喫茶「タカセ巣鴨店」(豊島区巣鴨3、TEL 03-5980-7557)がオープンして1カ月がたった。3階建てで、1フロアの面積は45坪。本店は池袋駅東口にある「タカセ洋菓子」で、創業は1920(大正9)年。

2階の喫茶ルーム

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 「生地がふわふわで甘い菓子パン、日本人向きのパンがタカセの味」と同社部長の森正夫さん。60~70年作り続けている商品もあり、「(年配の方などが)幼いころ食べたパンが今も残っていると驚かれることも多い」という。

 池袋本店がパン店・喫茶をはっきり分けた造りであるのに対し、巣鴨店は1階で購入したパンをそのまま2階で食べられる造りに。「豊島区から出ようと考えていない。地域密着で、(巣鴨店は)参拝客や地元のお客さまの休憩所になれば」と森さん。

 商品は、一番人気の「あんぱん」、自家製「ビーフカレーパン」(以上140円)、「揚げコッペパン」(120円)、「タマゴサンド」(220円)、「アップルロール」(500円)など。材料は「極力国産のものを使っている」といい、パン生地は粉を練るところから、餡(あん)は小豆を煮るところから作っている。

 「池袋本店はレトロな雰囲気を喜ばれているが、巣鴨は気軽に入りやすい店。新しい明るい雰囲気の中で昔ながらのパンを召し上がっていただければ」とも。

 「チーズケーキ」「ミロワールショコラ」などのケーキ(340円~420円)、コーヒー・紅茶・オレンジジュースなどのドリンクメニュー(250円~、ケーキとセットで50円引き)も用意。3階は洋食レストランで、6月以降のオープンを予定している。

 営業時間は9時~20時。月曜定休(月曜が祝日または4日・14日・24日の場合、翌日が休み)。

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