目白庭園(豊島区目白3、TEL 03-5996-4810)で11月21日から、「秋の庭園ライトアップ」が開催される。
豊島区の「より潤いあるまちづくり」の一環として造られた日本庭園。中央にある池を囲んで、木造瓦葺(ぶ)き平屋建ての「赤鳥庵」、「六角浮き見堂」などが配され、春にはしだれ桜、カルガモの親子も姿を見せる。
2回目となる今年のライトアップのテーマは「光彩演舞~いろどり照葉」。紅葉は暖色、緑の葉には白い光を当てるなど映える色でライトアップする。池のそばには石塔があり、そこに集まるように照射した光が周りの木々を鮮やかに照らし出すという。
ススキは石塔の対比色である青紫、水辺の小石は青い光で幻想的な雰囲気に。時間とともに色の変わる演出で、ススキは「月の神様」が宿るところをイメージして黄金色へ、小石はススキの色が引き立つ藍色へと変化していく。
期間中、赤鳥庵ではさまざまなイベントを開く。筝(そう)とフルート、箏とチェロの演奏、呈茶のサービスなど。ライトアップの光景も、赤鳥庵から眺めた時に最も美しく見えるようにつくられているという(入庵料は300円、イベント開催時は500円)。
秋の夜長を五感で楽しめるよう、園内各所でお香も焚く。「暖かくしてお越しいただき、光に照らされた木々の表情や豊かな彩り、穏やかな光の移ろいを楽しんでいただけたら」と園長の瀧川あすみさん。
開催時間は17時30分~21時(入園は20時30分まで)。入園料は200円(17時までは通常通り無料、17時~17時30分は閉門)。11月30日まで。