東武百貨店池袋店(豊島区西池袋1)8階催催事場で2月19日から、「伝統的工芸品展 WAZA2015」が行われる。主催は伝統工芸品産業振興協会(港区)。
岩手の「南部鉄器」の急須「鉄柄山成」(2万2,680円、限定7個)
独自の材料や技術によって製作された全国の各地方に伝わる日本の工芸品の中から、国指定(経済産業省)の「伝統的工芸品」約80品目を今回展示販売する。
「日本各地の職人や産地の人から、直接製作工程や商品について説明を受けられるのがイベントの魅力。今年は日替わりで、伝統的工芸品を製作している匠の技を持つ職人から直接指導を受けられる製作体験会も実施する」と催事企画担当の深井英孝さん
販売するのは、江戸切子(東京)のグラス「ペアオールド」(3万240円、限定5個)や、天然秋田杉の薄板を曲げて作る大館曲げわっぱ(秋田県)のカップ(大=4,320円、小=3,780円、各限定10個)、山桜の樹皮を使い彫刻を施す樺細工(秋田)の「印籠 亀紋様」(5万4,000円、限定3個)など。
南部鉄器の急須や各種伝統的工芸品が入った「伝統的工芸品展 WAZA2015 春節福袋」(1万800円、限定20個)も用意する。
製作体験イベントでは、「岩手県 岩谷堂?笥(たんす) 小抽斗(引き出し)作り」「山口県 赤間硯(すずり) 硯型ペンダント作り」「滋賀 和ろうそく作り」「京指し物 指し物箱作り」「東京手描友禅 ハンカチ彩色」を予定。実演も行う。
今年はインバウンド需要を意識し、英語と中国語の通訳常駐や、ポスターやリーフレットの製作、外国人旅行者限定の来場プレゼントを用意する。
「手作り品がもたらすぬくもりがある生活をしていただければ。今の生活環境の中にも伝統的工芸品はマッチする」と深井さん。
開催時間は10時~20時(最終日は17時閉場)。今月24日まで。