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池袋で芸術祭「フェスティバル/トーキョー15」開催へ 参加型企画も

左から(敬称略):市村作知雄、安野太郎、渡邊未帆、アンジェリカ・リデル、宮城聰、多田淳之介、山岸清之進

左から(敬称略):市村作知雄、安野太郎、渡邊未帆、アンジェリカ・リデル、宮城聰、多田淳之介、山岸清之進

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 東京芸術劇場をはじめとする池袋の文化施設をメーン会場に10月31日から、「フェスティバル/トーキョー15」(以下、F/T15)が開催される。

会場となる東京芸術劇場

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 国際的な舞台芸術祭として知られる「F/T」は1988(昭和63)年、「東京国際芸術祭’88池袋」としてはじまり、2009年に「F/T」へリニューアルした。昨年は、演劇公演、トークイベント、フラッシュモブなどを行い、延べ約6万人を動員した。

 会場は東京芸術劇場、あうるすぽっと、にしすがも創造舎、アサヒ・アートスクエア、彩の国さいたま芸術劇場、池袋西口公園、豊島区 旧第十中学校など。8回目となる今年は、「融解する境界」をテーマに、国内外の舞台作品を全12作品上演する。同時期に都内で開催される13作品も連携プログラムとして同イベントに参加する。

 上演する演目は、オープニングで開催される参加型の企画「フェスティバルFUKUSHIMA!@池袋西口公園」や、シェイクスピアの喜劇を宮城聰さんが演出、野田秀樹さんが「潤色」した「真夏の夜の夢」。リコーダー、クラリネット、サクソホンなどの管楽器にエア・コンプレッサーで空気を送り、コンピューター制御された「指」によって奏でる「ゾンビオペラ『死の舞踏』」など多彩なラインアップ。「地上に広がる大空(ウェンディ・シンドローム)」の作・演出・美術・衣装を担当するスペインのアーティスト、アンジェリカ・リデルさんは今回が日本初招へいとなる。

 11月13日~15日には「アジア舞台芸術祭2015」も同時開催。アジアの若手アーティストらによるコラボレーション作品の上演やワークショップなどを行う。

 メーンビジュアルはパリ在住のイラストレーター・ナオミさんが描き、氏家哲雄さんがディレクションしたものへとリニューアル。氏家さんはビジュアルについて「FとTの固い質感のロゴが開いて、その間から演劇性や音楽などの明るいものが湧き出てくるイメージ」と話す。

 チケット販売は9月27日10時(先行割引期間=9月23日10時~26日19時)、料金は8月下旬に発表する予定。開催期間は10月31日~12月6日。

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