池袋シネマ・ロサ（豊島区西池袋1、TEL 03-3986-3713）で4月9日、映画「ガクドリ」初日舞台あいさつが行われた。

　配給は東映ビデオ。雑誌「ドリフト天国」（三栄書房）が主催するドリフトの甲子園「全日本学生ドリフト王座決定戦（＝学ドリ）」を映画化したもので、学ドリを目指す3人の学生たちの青春「滑劇」。キャストは、木ノ本嶺浩さん（佐藤マサキ役）、加藤和樹さん（速水俊足役）、三浦葵さん（莉香役）。

　劇中のドリフトシーンは、D1ドライバーで学ドリの審査委員長である「ドリフト侍」今村隆弘さんを中心に行われ、D1ドライバーの織戸学さん、谷口信輝さん、古口美範さん、日比野哲也さんが俳優としても出演。昨年行われた「第9回学ドリ」での実際のシーンも多く入っているという。

　学ドリは、2001年以降毎年8月に開催しており、2010年で9回目を迎えた。応募数が出場枠を大幅に上回るため、出場資格を手にするためには「書類選考」を通過しなくてはならず、学生による熱いメッセージが多数寄せられる。

　初日舞台あいさつで、木ノ本さんは「（実際に大会を見て）大会に出ている人の熱い気持ちを感じることができた。映画にもその気持ちを入れることができたと思う。」と話し、江良監督は、「90分という短めのものなので非常に見やすい。学生の時に何か一生懸命、やたらムダにエネルギーを消費して頑張った感じを90分にまとめた。ただ面白かっただけでなく、明日から新しいエネルギーに変えてもらえるような作品に仕上がった」と映画の魅力について話す。

　上映は20時45分～（今月15日まで、16日以降は未定）。