東武鉄道は3月16日、東武東上線のダイヤを改正し、池袋~川越間を最速26分で結ぶ「川越特急」を新設する。
観光に便利な時間帯を中心に特急料金不要の川越特急。東上線を代表する観光地としている川越への利便性をさらに高め、 「川越観光=東武東上線」のイメージの深度化を図る。
使用車両は50090型クロスシートで、停車駅は池袋・朝霞台・川越・川越市・坂戸・東松山~小川町間各駅。運行本数は、平日は下り2本、上り3本、土曜・日曜・祝日は下り2本、上り4本。
車内では自動放送で川越観光を案内。一部の川越特急にはコンシェルジュが乗車し川越観光に関する案内を行う。
ダイヤ改正に先行し、2月12日からはラッピング車両「池袋・川越アートトレイン」を導入し、東上線池袋~小川町間を運行する。
原画には、「第13回 池袋モンパルナス回遊美術館」の公募展受賞作家で画家の古家野雄紀さんを、豊島区の推薦で起用した。
川越をテーマにした描き下ろしの日本画であるラッピング車両のデザインは、「新河岸川と桜並木」「大正浪漫(ろまん)夢通りの鯉(こい)のぼり」「時の鐘と川越城本丸御殿」「菓子屋横丁」「川越氷川神社」「花火と風鈴」「川越まつり」「喜多院」「あい鯛みくじ」「中福の神楽」の10種類。同車両は3月16日のダイヤ改正後、「川越特急」としても運行する予定。