ソースメーカー「トキハソース」の自動販売機が8月26日、池袋サンシャインシティアルタ(豊島区東池袋3)1階に設置された。
1923(大正12)年に創業した「トキハソース」(北区滝野川7)は、創業から一貫して毎朝市場から仕入れた生野菜をソースに使っているのがこだわりだという。同社担当者は「従来のソースは原料に熱を加える製法なのに対し、当社の看板商品『生ソース』は野菜の繊維をどこも捨てずに酵素分解させることで、野菜のエキスがまるごと入ったヘルシーでフルーティーな味わいになっている」と説明する。
ソース自動販売機は北区滝野川の本社工場に、2018(平成30)年ごろに初めて設置。多くの反響があり、今では本社工場以外に、志木工場、志木駅東口でも稼働。今回が4台目となるが、「管理面を考え、現状これ以上の設置は考えていない」という。
池袋サンシャインシティアルタへの設置については、「当社の利用層は比較的高齢の人が多いので、ファミリー層や若年層の人が多く集まる池袋サンシャインシティアルタへ設置した。北区滝野川の本社は、道路を渡ると上池袋という非常に近い立地なのも理由の一つ」とコメントしている。
自動販売機の取り扱い商品は、「生ソース3種類(ウスター・中濃・濃厚)」(各500円)、「オリジナルTシャツ(S~Lサイズ)」(2,000円)。9月3日からは新商品「生ソースおかき」(300円)も販売している。
「生ソースおかき」は、リンゴとトマトの風味や甘みを生かした濃厚タイプの生ソースをおかきにしっかり染み込ませた商品。ソースの消費量が年々減少している中、一人でも多くの人にソースに興味を持ってもらえるよう、手軽に食べられる商品を開発したという。
同社担当者は「自動販売機は赤色がベースで、ロゴマークをあしらっているのが特徴。近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りいただければ」とアピールする。
池袋サンシャインシティアルタの営業時間は11時~20時(新型コロナウイルス感染拡大防止で時短営業中)。