国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2022(TAAF2022)」が3月11日から、池袋をメイン会場に開催される。主催は実行委員会と日本動画協会で、共催は東京都。
今回で9回目の開催。「東京がアニメーションのハブになる」がテーマで、次世代のアニメーション制作を担う人材の発掘・育成などを行い、東京のアニメーション産業の発展・振興を図ることや、東京の魅力を発信し、東京の観光振興に資することを目的に開く。
PVは一昨年、昨年に続き、「君の名は。」「おそ松さん」「天気の子」「ジョゼと虎と魚たち」など数多くのアニメーション作品の予告編を手掛けている映像ディレクターの依田伸隆さんが制作した。
アワード各賞には、プロ・アマ問わず国内外から長編と短編のアニメーション作品を募集する「コンペティション部門」、日本国内で発表されたアニメーション作品を対象とした「アニメ オブ ザ イヤー部門」、アニメーション業界に貢献した人を顕彰し先人の歴史・技術・生きざまを伝えようという「アニメ功労部門」がある。
フェスでは、コンペティション部門の長編4作品と短編32作品の上映、大塚康生追悼企画、アニメ功労部門顕彰記念「ピカドン」「おこんじょうるり」の無料上映、子ども向けのワークショップ、フランスのアニメーション「ミューン 月の守護者の伝説(原題=Mune: Guardian of the Moon)」の日本語吹き替え版初披露などを実施。各部門のオンライン企画も展開する。
「アニメ オブ ザ イヤー部門」の今年の作品賞は、劇場映画部門「シン・エヴァンゲリオン劇場版」、TVシリーズ部門「呪術廻戦」。個人賞は「原作・脚本部門」「監督・演出部門」が庵野秀明さん、「アニメーター部門」が松島晃さん、「美術・色彩・映像部門」が寺尾優一さん。「音響・パフォーマンス部門」は梶浦由記さんと椎名豪さんが受賞した。
2021年度(2020年10月1日~2021年9月30日)の全上映・放映作品446作品の中からファンの投票で選出した「みんなが選ぶベスト100」(テレビ80作品・劇場映画20作品、計100作品)を対象に、再度一般ユーザーが投票し選出する「アニメファン賞」も発表。今年は「アイドリッシュセブン Third BEAT!(3期第1クール)」が選出された。
過去の「アニメファン賞」受賞作品は、TAAF2014「ダンボール戦機ウォーズ」、TAAF2015「劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-」、TAAF2016「銀魂」、TAAF2017「ユーリ!!! on ICE」、TAAF2018「ユーリ!!! on ICE」 TAAF2019、「BANANA FISH」、TAAF2020「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」、TAAF2021「アイドリッシュセブン Second BEAT!」。
現在、各作品の前売り券を販売している。当日券はオンライン販売のみで、劇場での販売は行わない。3月14日まで。