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古代オリエント博物館で特別展「ヒンドゥーの神々の物語」

コブウシ土偶

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 特別展「ヒンドゥーの神々の物語」が現在、「古代オリエント博物館」(豊島区東池袋3)で開催されている。

「ヒンドゥーの神々の物語」ポスター

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 長年にわたりインド大衆宗教図像を収集してきた「黒田豊コレクション」を核に、福岡アジア美術館、平山郁夫シルクロード美術館、古代オリエント博物館および個人の所蔵するコレクションを加え、ヒンズーの神々のイメージの変遷を古代から現代までたどりながら、17世紀以降のインドさらさ(木綿布)やガラス絵、民俗画、バルマー・プリント(画家のラージャー・ラビ・バルマーが発祥)と呼ばれる印刷物、現代イラストレーションなど約500点を展示する。

 研究員による「ギャラリー・トーク」を毎週実施。視覚障がい者のための展示解説も11月1日・13日の16時30分~17時30分(閉館後)に行う。

 特別講演では、「暮らしのなかに現れる神がみ―現代インドの庶民生活の現場から」(10月22日)、「だれかに言いたいインド美術裏話」(11月3日)などを予定。

 体験・ワークショップは、「子どものオリ博体験講座『ガラス絵作りのひみつ』」(10月2日)、「インド古典舞踊モヒニアッタム鑑賞」(10月10日)、「インド古典舞踊ワークショップ『インドの神様になって踊ってみよう』」(11月23日)など。

 展示音声ガイド「ヒンドゥーの神々の物語」のナビゲーターは、声優・関智一さんが担当。ガイド全点(19点)のカラー写真付きの台本付CD(2,000円)のほか、同じく関さんがナビゲーターを務めた「古代オリエント博物館 神話オーディオブックシリーズ『インド神話:乳海攪拌神話(にゅうかいかくはんしんわ)/鳥の母と蛇の母』」も販売する。

 古代オリエント博物館・津村眞輝子副館長は「土、石、布、紙、、、、、と、さざざまに媒体や技法を変えながら、その時々に人々の祈りや畏れを伝えようとする力はいつの時代も同じ。ヒンズーの神々とその豊かな物語世界のイメージが、古代から始まって今もなお生き生きと躍動していることを感じとってもらえれば」とアピールする。

 開館時間は10時~16時30分(入館は16時まで)。入館料は、一般=1,000円、大学・高校生=800円、中学・小学生=400円。11月27日まで。

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