「沈没をあきらめない!地球温暖化の問題を考えるトイレットペーパー」の販売が11月1日、サンシャイン水族館(豊島区東池袋3)の「ショップ アクアポケット」で始まった。
全国の小学生を対象に、美術専門学生と海のインフォグラフィック作品を作る「第2回海洋インフォグラフィックコンテスト」で、サンシャイン水族館賞を受賞した作品「沈没をあきらめない。」を基に同館が企画した同商品。インフォグラフィックとは、情報を分かりやすく人に伝わる形にビジュアル化したもののことをいう。
「沈没をあきらめない。」は、鈴木瑛梨花さん(東京都・6年生)と三木詩音さん(御茶の水美術専門学校)の共同作品。作品を下敷きにしたトイレットペーパーでは、地球温暖化に対して何ができるかをイラストで表現しているという。販売開始に合わせ、水族館内のトイレでも同商品を使う。
コンテスト審査委員でサンシャイン水族館長塚副館長は「わずかな水面上昇で国土のほとんどが海に沈むかもしれない人々がいることの脅威は先進国も例外ではないと、クールなデザインで表現してくれている。誰もが毎日目にするトイレットペーパーを通して、2人のメッセージが多くの人に伝わるよう願っている」と話す。
価格は1ロール=220円。販売は12月31日まで(なくなり次第終了)。アクアポケットの営業時間は10時~18時。別途入場料が必要。