深海生物に焦点を当てるイベント「ゾクゾク深海生物2023」が1月13日、サンシャイン水族館(豊島区東池袋3)で始まる。
7回目の開催となる今回は、「駿河湾の深海生物を大調査!」がテーマ。同館によると、駿河湾は日本一深い湾で、現在も前人未到の未開拓エリアが多く、2021年に「ヨコヅナイワシ」が新種登録されるなど、いまだ多くの謎に包まれているという。
同館は2019年から駿河湾を中心に、深海生物調査や水中ドローンを使った生物相(生息している生物の種数の組成)や環境の調査に取り組んでいる。今回はこれまでの調査内容に加え、国内初展示だというヨコヅナイワシの冷凍標本や、2022年に国内最長展示を記録したメンダコの特集などを中心に、同館が採集した生き物や標本・映像を通し、深海の秘密と魅力を紹介するという。
イベントでは、深海特別バージョンの「バックヤードツアー」や、深海にまつわるトークイベント「深海トーク」、クイズラリー「調査ファイルを復旧せよ」などの体験イベントや、深海ゴミの脅威についての解説展示も実施する。
「ショップ アクアポケット」ではイベントオリジナル商品を販売。「メンダコサウナハット」(4,800円)、「ヨコヅナイワシ マルチクリーナー」(380円)、「ヨコヅナイワシ ティーバッグ」(432円)などを用意する。
開催時間は10時~18時。サンシャイン水族館の入場料のみで観覧できる(バックヤードツアー、深海トークは有料)。入場料は、大人(高校生以上)=2,400円、子ども(小・中学生)=1,200円、幼児(4歳以上)=700円など。3月12日まで。