池袋のサンシャイン水族館(豊島区東池袋3)で7月15日、ケープペンギンのひな「おいも」が展示デビューした。
2月21日に同館で3年ぶりに誕生したケープペンギンの「おいも」。生後3日目は体重64グラムだったが、生後50日を過ぎた頃には体重3750グラムを突破。両親の体重も超え、飼育スタッフも驚きの早さで成長してきたという。
名前は、飼育スタッフの「立派な体つきがサツマイモのよう」「お芋のように身近で愛される存在になってほしい」という思いから「おいも」に決定した。
バックヤードで飼育スタッフと共に餌を食べる練習と泳ぐ練習をしてきた。ふわふわとした幼綿羽(ようめんう)も抜け換わり、飼育スタッフが与えた小さいサイズの魚を食べられるようになったことから展示デビューとなった。
同館ペンギン担当の與倉陵太さんは「今は成鳥(大人の模様)になる前の亜成鳥(あせいちょう)と呼ばれる時期で、濃淡のはっきりしない模様を見られるのは今だけ。今後も健康管理をしっかりと行い、いずれペアを組んでもらうこと、そして、次の世代へと命をつないでいくことを手助けできるように成長を見守っていきたい。まずは名前を皆さんに覚えてもらえるようにSNSなどを通して情報発信していく」と話す。
同館の営業時間は9時30分~21時。入場料は、大人(高校生以上)=2,600円~、子ども(小・中学生)=1,300円~ほか。