池袋保健所の隣りにある中池袋公園（豊島区東池袋1）で11月23日、「池袋エイズフェスティバル'11」が開催される。主催は東京都が設置した「東京都エイズ啓発拠点ふぉー・てぃー」（豊島区東池袋1、TEL 03-3986-7077）。

　今回で4回目となる同イベント。10～20代の若者がHIV/エイズや性感染症について楽しみながら学ぶ機会を提供し、正しい情報・知識や予防活動の大切さを伝えることを目的とする。昨年は895人が来場したという。

　池袋保健所「エイズ知ろう館」内に開設され、エイズについての啓発活動に取り組む同拠点。スタッフは、学生時代からHIV/エイズの予防活動や若者支援などの活動に携わってきた20代の若者で構成されている。イベント当日は普段から同施設を利用している高校生などもイベントスタッフとして参加する予定。

　イベントの内容はスタンプラリー、ブース出展、パフォーマンスなど。会場で発行する通貨「あうる」をさまざまななコーナーで集めて景品と交換できる企画も用意する。

　当日は、12月1日の世界エイズデーに合わせて若者を中心に行われているHIV/エイズ全国意識喚起キャンペーン「wAds2011」による「池袋レッドリボンパレード」も開催予定。

　「本当に情報を求めている人たちが必ずしも自らやって来るとは限らないので、誰もが立ち寄りやすい野外イベントでの開催にした」と東京都福祉保健局健康安全部感染症対策課エイズ対策係の松山さん。「皆が『楽しかった、でも同時に何か考えさせられた』と思っていただけるイベントを目指す」とも。

　催時間は10時30分～15時30分。入場無料。