
「トキワ荘マンガミュージアム開館5周年記念企画」が現在、「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」(豊島区南長崎3)で開催されている。
1952年(昭和27)年に建てられたトキワ荘は、手塚治虫など昭和を代表する漫画家が若手時代に住んでいたアパート。1982(昭和57)年に解体されたが、2020年7月にマンガやアニメ文化を次世代に継承し発信する拠点として再建された。オープンに当たり、豊島区が地域の人たちや住人だった漫画家、関係者から聞き取りなどを行い、漫画家の部屋や木造階段のギシギシとなる音など、アパートの当時の姿を再現。総来場者数は、今年の5月末時点で累計21万人となった。
開館5周年記念企画は、トキワ荘の住人たちの寄せ書きが描かれた「トキワ荘のふすま」や、今年2月に他界した漫画家の山内ジョージさんが、トキワ荘に住んでいた漫画家たちの作品を文字絵にした掛け軸を展示する。
このほか、関連企画として12月28日まで、同館オープン時に100人以上のマンガ家が寄せた開館記念色紙を前期、後期に分けて公開する。これまで同館で開催した14回の企画展を、入館チケットと記念缶バッジで紹介する企画も行う。
開催時間は10時~18時。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。入館料は、大人=500円、小中学生=100円。7月27日まで。