東池袋の劇場で「日韓演劇フェス」-東京・大阪・福岡で開催

今回、日本の戯曲を韓国の劇団が演じる「奇妙旅行」

今回、日本の戯曲を韓国の劇団が演じる「奇妙旅行」

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 池袋の劇場「あうるすぽっと」(豊島区東池袋4、TEL 03-5391-0751)で1月17日から、「第2回 日韓演劇フェスティバル」が開催される。主催は日本演出者協会と韓国演出家協会。

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 日韓両国演劇文化の交流を深め、両国関係を考えることを目的とする同フェス。2009年に行われた第1回開催では7000人を越える入場者があったという。

 日本演出者協会は演劇会の国際交流を積極的に行っており、韓国とは1992年から交流を始め、シンポジウムや演劇を含む文化を見合う事業を行ってきた。2009年に交流の集大成として第1回を開催。今回は東京・大阪・福岡の3都市で開催する。

 公演作品は、韓国で映画にもなった戯曲を日本の劇団が演じる「トンマッコルへようこそ」、日本の戯曲を韓国の劇団が演じる「奇妙旅行」、日韓両国の俳優が共演する「異境の涙」。あうるすぽっとのエントランスではリーディング公演4作品が行われる。

 演劇以外では、作家の粱石日さん、映画監督の崔洋一さん、夫歌寛さん、ぱくきょんみさんらのトーク「ちゃんそり~在日ってどないやねん!?~」、韓国にあるアジア最大の演劇街「大学路」の演劇事情・演劇教育についてのトークや、韓国への演劇留学生によるトーク「アジア最大の劇場街・大学路(テハンノ)」、動物の形態模写や映画を丸ごと演じ語る芸で知られるマルセ太郎さんについてゲストたちが語る「マルセ太郎 回顧録ゲストトーク」などを行う。

 常設展示では「日韓演劇交流史 日韓・在日史」「マルセ太郎展」「韓国のマタハリ 崔承喜展」を予定。

 1月21日には日韓文化祭として「ホワイエ おいでよ マダン!!」が開催される。古今亭菊千代さんによる「日韓落語」や、新内「ぶんや・ありらん」、女性の和太鼓集団「婢弥鼓」によるパフォーマンス、さまざまな韓国民族衣装の体験・撮影コーナー、韓国食品の販売コーナー、ミニライブ、踊り、パフォーマンスなどを行う。

 「一般の方にもっと気軽に劇場へ足を運んでもらえるきっかけになれば。韓国の演劇文化を知ってもらえればうれしい」と日本演出者協会の洪さん。「今後は韓国でも日韓演劇祭を開催したい」とも。

 公演スケジュールと料金はホームページで確認できる(公演以外のイベントは全て入場無料)。今月30日まで。

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