巣鴨の本郷学園2号館・旧デザイン科棟(豊島区駒込4)で3月20日から、「本郷デザイン科展」が開催される。
1966(昭和41)年に設立され1998年の廃止まで、数多くの卒業生を輩出してきた本郷デザイン科があった旧デザイン科棟の取り壊しに際し、卒業生が作品展を開くもの。
卒業生の多くが漫画、グラフィック、プロダクションデザイン、車・バイク、ファッション、ゲーム、映像などの分野のクリエーターになっているという同科。同展では「デザイン科卒業生、再登校」をテーマに、卒業生がジャンルや企業の枠を越えて作品を展示する。
展示作品は、参加卒業生たちが共通のキャンバスを用いたオリジナル作品「卒業生最後の課題」や自由作品の展示、卒業生が手掛けた商業作品展示、デザインワークショップ、本郷デザイン科の歴史展示など。時代とともに変化していったデザイン科や出展卒業生の現在と当時など写真や作品で振り返る。
作品を出品するのは元本郷デザイン科生160人以上と教員。著名人では「こちら葛飾区亀有公園前派出所」などで知られる秋本治さん、「北斗の拳」などの原哲夫さん、「ドラゴンクエスト列伝ロトの紋章」などの藤原カムイさん、「絶体絶命でんぢゃらすじーさん」などの曽山一寿さん、ファッションデザイナー・ケイタマルヤマさん、スピリチュアリスト・江原啓之さん、絵本作家・塚本やすしさん、「ポケットモンスター」のキャラクターデザインで知られる斉藤むねおさんなども参加する。
イベントでは、ケイタマルヤマさんのトークイベント、秋本治さん×原哲夫さんの対談、特殊メーク体験+ワークショップ、江原啓之さん×ケイタマルヤマさんの対談映像限定公開などを予定。展示参加者によるワークショップではデッサン教室、凧(たこ)作り、漫画イラストの描き方、木工おもちゃ作り 図面の書き方なども開く。
開催時間は12時~19時(初日と最終日は17時まで)。入場無料。4月1日まで。