西武池袋本店(豊島区南池袋1)別館2階の西武ギャラリーで7月20日~29日、「『風立ちぬ』原画展」が開催される。
スタジオジブリ最新作、宮崎駿監督作品・映画「風立ちぬ」の公開記念。宮崎監督が模型雑誌「月刊モデルグラフィックス」で連載していた同名漫画が原作で、映画は今月20日から一般公開される。
大正から昭和に生きた技師「二郎」の物語。海軍零式艦上戦闘機(通称、ゼロ戦)を完成させた実在の飛行機の設計技師・堀越二郎と、同時代に生きた文学者・堀辰雄を織り交ぜて、一人の主人公に仕立てている。
同展では同作の美術資料を「厳選」して展示。製作初期段階に宮崎監督によって描かれたイメージボードをはじめ、キャラクターの設定、背景画、美術監督による美術ボードなど「見応えある」原画100点以上を展示する。
「『大正から昭和前期にかけて緑の多い日本の風土を最大限美しく描きたい』という宮崎駿監督の思いのもと、世界が認めるスタジオジブリの美術スタッフが描き出した背景画は美しくも懐かしいアート作品。絵画を鑑賞しているようなクオリティーと世界観にあふれている」と同店広報。
「ご来場プレゼント」として、同模型雑誌に特別付録として付いていた「九試単戦 紙飛行機」を各日500人分用意(先着順)。会場内「スタジオジブリ ショップ」では、同展示図録「ジ・アート・オブ 風立ちぬ」やポストカードなどの新商品、スタジオジブリグッズを販売する。
開場時間10時~20時(入場は閉場30分前まで)。入場料500円(高校生以下は無料)。