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池袋西武で「夏目友人帳」原画展-原画150点以上、「巨大ニャンコ先生」も

原画展のために描き下ろしたイラスト ©緑川ゆき/白泉社

原画展のために描き下ろしたイラスト ©緑川ゆき/白泉社

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 西武池袋本店(豊島区南池袋1)別館2階の西武ギャラリーで8月9日から、「夏目友人帳原画展~緑川ゆきの世界~」が開催される。主催は「トラフィックプロモーション」。

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 漫画「夏目友人帳」の連載10周年を記念した緑川さん初の原画展。妖怪が見える孤独な少年・夏目が、祖母・レイコの遺品「友人帳」を手にするところから物語は始まる。「友人帳」にはレイコが奪った多くの妖怪の名前が書かれており、夏目は妖怪と心を通わせながらその名前を返していく。

 「幅広い層のファンを持ち、大人も子どもも楽しめる作品。先生の地元である熊本県人吉市をモデルにしたと言われている風景が丹念に描かれており、どこか懐かしい気持ちにさせられる作品でもあるのが、たくさんの人の気持ちをつかんでいる一つの理由では」とリブロ池袋本店の辻山さん。

 イベントでは同作品の原稿、カラーイラスト原画、アニメのセル画を中心に、緑川さんのデビュー作品からの仕事を網羅。会場は緑川さんの世界観がより伝わるよう工夫を施し、執筆道具、ラフやネーム、2メートルの「巨大ニャンコ先生」(夏目の用心棒の妖怪)なども展示する。

 図録やストラップ、バッグ、ステッカーなど約20種類のイベント限定オリジナルグッズも販売。「グッズの柄はコミック原画を基に制作されたもので非常に珍しい」と辻山さん。限定販売する版画は全てエディションナンバー入りで、緑川さん直筆のサインが入っているという。

 「原画を見ると、いろいろな書き込みや作品が仕上がるまでの過程が分かり、作品世界のより奥深いところが分かる」と辻山さん。同ギャラリー隣「リブロ」4階では、原画展会場にはない原稿を展示している。「原画展をご覧になった後には、こちらにも足をお運びいただければ」とも。

 開場時間10時~20時(入場は閉場30分前まで)。入場料は、一般=700円、大学生・高校生=500円、中学生=300円、小学生以下=無料。今月21日まで。

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